公害防止の技術誤り発見
排煙脱硝技術に関する記述のうち、誤っているものはどれか。
A.選択触媒還元法(SCR法)は、アンモニアを還元剤として触媒上でNOₓをN₂とH₂Oに分解する方法である。
✓ この記述は正しい。SCR法はNH₃を還元剤とし、バナジウム等の触媒を用いてNOₓを無害なN₂とH₂Oに還元分解する代表的な脱硝技術である。
B.SCR法に用いる触媒には、バナジウム系触媒やゼオライト系触媒などが使用される。
✓ この記述は正しい。SCR触媒にはV₂O₅/TiO₂系のバナジウム系触媒や高温対応のゼオライト系触媒など用途に応じた種類がある。
C.燃焼改善による低NOₓバーナーは、燃焼温度の抑制や酸素濃度の低減によりNOₓ生成を抑える技術である。
✓ この記述は正しい。低NOₓバーナーは二段燃焼や排ガス再循環などにより燃焼温度と酸素濃度を下げ、サーマルNOₓとフューエルNOₓの生成を抑制する。
D.SCR法では、アンモニアを過剰に注入するほど脱硝率が向上し続けるため、注入量に上限はない。← 正解
✓ 正解です。この記述が誤りで、正しくはSCR法でアンモニアを過剰注入すると未反応のアンモニアが排ガス中に残留(アンモニアスリップ)するため、適切な注入量の管理が必要である。
この問題のポイント
この記述が誤りで、正しくはSCR法でアンモニアを過剰注入すると未反応のアンモニアが排ガス中に残留(アンモニアスリップ)するため、適切な注入量の管理が必要である。