公害防止の技術応用

排水中のBOD負荷が設計値の2倍に増加したとき、活性汚泥法の最終沈殿池で汚泥の浮上(バルキング)が発生しやすくなる主な理由として最も適切なものはどれか?

A.流入水の温度が上昇するため汚泥が軽くなり沈降しにくくなる
✗ 温度の影響はBOD負荷増大の直接的結果ではなく、バルキングの主因として適切でない。
B.BOD負荷の増大により糸状性微生物が増殖しやすくなり、汚泥のSVIが上昇して沈降性が悪化するため← 正解
✓ 正解です。BOD負荷過大により糸状性微生物(フィラメント状細菌)が増殖し、SVIが上昇して汚泥の沈降性が著しく悪化しバルキングが起こる。
C.BOD負荷が増えると曝気量が過剰になり、物理的に汚泥が浮上するため
✗ 曝気量の調整で対応可能であり、物理的な浮上がバルキングの主因ではない。
D.最終沈殿池の表面積が相対的に不足するため、化学的に汚泥フロックが分解されるため
✗ 汚泥フロックの化学的分解はBOD負荷増大の直接的結果ではなく、バルキングの主因として適切でない。

この問題のポイント

BOD負荷過大により糸状性微生物(フィラメント状細菌)が増殖し、SVIが上昇して汚泥の沈降性が著しく悪化しバルキングが起こる。