関税評価・税率の適用比較問題
「現実支払価格(実際に支払われた又は支払われるべき価格)」と「課税価格」の違いに関する記述として、正しいものはどれか。
A.現実支払価格と課税価格は常に一致するため、両者を区別する必要はない。
✗ 現実支払価格には加算・控除の調整が必要な場合があるため、課税価格と必ずしも一致しません。
B.課税価格は現実支払価格に一定の加算要素を加え、控除要素を差し引いて算出されるものであり、常に現実支払価格と等しくなるとは限らない。← 正解
✓ 正解です。課税価格は現実支払価格を基礎に、運賃・保険料等の加算要素や控除要素を調整して算出されるため、両者は必ずしも一致しません。
C.現実支払価格には輸入港までの運賃・保険料が常に含まれているため、課税価格への加算は不要である。
✗ 運賃・保険料が現実支払価格に含まれていない場合は加算要素として課税価格に加算する必要があります。
D.課税価格は輸入者が申告した価格をそのまま採用するものであり、税関による調整は行われない。
✗ 税関は申告価格が適正かどうかを審査・調整する権限を持ち、必要に応じて課税価格を認定します。