関税定率法・関税暫定措置法応用問題
関税定率法第7条(変質・損傷による減税)が適用される場面として、船積み後に海上輸送中の事故により貨物が一部損傷した状態で本邦に到着した場合、減税の計算において基準となるのはどの時点の価格か。最も適切なものを選びなさい。
A.損傷前の正常な状態の貨物の輸入時における価格(正常価格)を基準に、損傷により減少した価値の割合に応じて関税が軽減される。← 正解
✓ 正解です。関税定率法第7条は、正常な状態の価格(正常価格)を基準に損傷による価値減少割合を算出し、関税を軽減する仕組みです。
B.損傷した状態での輸入時の現実の市場価格(損傷後価格)のみを基準として課税価格を算定し、関税率をそのまま適用する。
✗ 損傷後価格のみを基準とする方式は第7条の規定する減税計算の方法とは異なります。
C.船積みした時点における輸出国での取引価格を基準として、輸送コストを差し引いた金額に対して関税を課す。
✗ 輸出国での価格や輸送コスト控除を基準とする規定は第7条には設けられていません。
D.損傷貨物については、正常価格と損傷後価格の平均値を課税価格とし、その価格に通常の関税率を適用する。
✗ 正常価格と損傷後価格の平均値を使うという計算方法は関税定率法上定められていません。
「関税定率法・関税暫定措置法」の他の問題
関税定率法における「従価税」と「従量税」の違いに関する記述として、正しいものはどれか。関税定率法上の「特恵関税」と「協定税率(WTO協定税率)」の違いに関する記述として、正しいものはどれか。関税定率法における「軽減税率」と「免税」の違いに関する記述として、誤っているものはどれか。関税定率法上の「相殺関税」と「不当廉売関税(ダンピング防止税)」の違いに関する記述として、正しいものはどれか。関税定率法上の「再輸入免税(第14条第10号)」と「再輸出免税(第17条)」の違いに関する記述として、正しいものはどれか…関税暫定措置法上の「暫定税率」と、関税定率法上の「基本税率」の違いに関する記述として、正しいものはどれか。