電力(発電・送配電)応用問題

三相3線式高圧配電線において、末端の需要家で大容量の電動機(誘導性負荷)が起動した瞬間、配電線の電圧降下はどのように変化し、配電線の力率はどのように変化するか。最も適切な記述はどれか。

A.電圧降下は増大し、力率は改善(進み側)する。
✗ 電動機起動時には大きな起動電流(遅れ成分)が流れるため電圧降下は増大する。力率は遅れ側に悪化するため誤りである。
B.電圧降下は増大し、力率は悪化(遅れ側)する。← 正解
✓ 正解です。誘導電動機の起動電流は定格の5〜7倍に達し遅れ成分が大きい。このため電圧降下は増大し、配電線の総合力率は遅れ側に悪化する。
C.電圧降下は減少し、力率は悪化(遅れ側)する。
✗ 大容量電動機の起動で大電流が流れるため電圧降下は増大する。電圧降下が減少するという記述は誤りである。
D.電圧降下は減少し、力率は改善(進み側)する。
✗ 電動機は誘導性負荷であり起動時に遅れ無効電力を大量消費するため、力率は進み側ではなく遅れ側に変化する。

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