電力(発電・送配電)応用問題

長距離の超高圧送電線において、無負荷(または軽負荷)時に受電端電圧が送電端電圧より高くなることがある。この現象の主な原因と、その対策として最も有効な設備の組合せとして正しいものはどれか。

A.原因:送電線の抵抗による電圧降下 対策:直列コンデンサの挿入
✗ 無負荷時の受電端電圧上昇はフェランチ効果によるものであり、抵抗による電圧降下が原因ではない。また直列コンデンサは電圧上昇の対策にはならない。
B.原因:送電線の静電容量による充電電流(フェランチ効果) 対策:分路リアクトルの設置← 正解
✓ 正解です。無負荷時に送電線の静電容量を通じて充電電流が流れ受電端電圧が上昇するフェランチ効果が原因である。分路リアクトルを設置して遅れ無効電力を消費させ電圧上昇を抑制する。
C.原因:送電線のインダクタンスによる電圧降下 対策:電力用コンデンサの設置
✗ インダクタンスによる電圧降下は負荷電流が流れるときに生じ、無負荷時の電圧上昇とは逆の現象である。また電力用コンデンサは電圧上昇をさらに助長する。
D.原因:送電線の静電容量による充電電流(フェランチ効果) 対策:直列コンデンサの挿入
✗ 原因はフェランチ効果で正しいが、対策としての直列コンデンサは送電線の誘導性リアクタンスを補償するものであり、電圧上昇の抑制には使用しない。

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