環境測定・分析応用
河川水の透視度を測定する際、試料を採取してから測定まで長時間放置した場合、透視度はどのように変化する可能性が最も高いか。
A.放置中に微生物分解が進み、懸濁物質が減少するため透視度が高くなる
✗ 微生物分解だけでなく増殖も起こりうるため、一方向に透視度が上昇するとは限らない。複数の変化が複合的に生じる。
B.放置中に藻類が光合成で増殖したり懸濁物質が凝集・沈降したりするため、透視度が変化する← 正解
✓ 正解です。放置中には微生物増殖による濁度増加、懸濁物質の沈降による透視度上昇など複数の要因が働き、採取時の値と異なる結果が得られる。試料は速やかに測定することが重要である。
C.透視度は物理的指標であるため、放置時間によって変化しない
✗ 透視度は水中の懸濁物質量に依存するため、微生物の増殖や懸濁物質の沈降など時間経過に伴う変化を受ける。
D.放置により溶存酸素が増加し、酸化反応で水が透明になるため透視度は必ず上昇する
✗ 放置により溶存酸素が変化しても水の透明度が直接上昇するわけではなく、微生物増殖等による濁度増加のほうが一般的に問題となる。
この問題のポイント
放置中には微生物増殖による濁度増加、懸濁物質の沈降による透視度上昇など複数の要因が働き、採取時の値と異なる結果が得られる。試料は速やかに測定することが重要である。
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