関税評価・税率の適用比較

関税の「基本税率」と「暫定税率」の適用関係に関する記述として、正しいものはどれか。

A.基本税率と暫定税率が同一品目に定められている場合、基本税率が優先して適用され、暫定税率は基本税率を補完する目的でのみ用いられる。
✗ 同一品目に両者が定められている場合、暫定税率が基本税率に優先して適用されるため、この説明は逆です。
B.暫定税率は関税暫定措置法に基づいて設けられ、基本税率に優先して適用される。ただし、協定税率(WTO)や特恵税率など基本税率より低い税率がある場合はそれらが優先される。← 正解
✓ 正解です。暫定税率は関税暫定措置法に基づき基本税率に優先しますが、WTO協定税率や特恵税率等がさらに低い場合はそちらが適用されます。
C.暫定税率は緊急輸入制限(セーフガード)発動時に限り設定されるものであり、通常の輸入取引には基本税率のみが適用される。
✗ 暫定税率はセーフガード時に限定されるものではなく、産業政策等の目的で幅広く設定されています。
D.基本税率は財務大臣が随時変更できる柔軟な税率であり、暫定税率は国会の議決なしに変更できない恒久的な税率である。
✗ 基本税率は関税定率法に規定される恒久的な税率で、暫定税率は時限的・臨時的な性格を持つ税率であり、説明が逆です。

この問題のポイント

暫定税率は関税暫定措置法に基づき基本税率に優先しますが、WTO協定税率や特恵税率等がさらに低い場合はそちらが適用されます。