電力(発電・送配電)比較問題

電力系統における「系統安定度」のうち、「定態安定度」と「過渡安定度」の違いとして最も適切な記述はどれか。

A.定態安定度は短絡・地絡などの大きな外乱後に安定を保てるかを示し、過渡安定度は微小変動に対する安定性を示す。
✗ 説明が逆です。大きな外乱後の安定性が過渡安定度であり、微小変動に対する安定性が定態安定度です。
B.定態安定度も過渡安定度もともに、電力系統に短絡故障が発生した場合の安定性のみを評価するものである。
✗ 誤りです。定態安定度は微小変動に対する安定性であり、短絡故障のような大きな外乱は過渡安定度の評価対象です。
C.定態安定度は微小かつ緩やかな負荷変動に対して安定を保てるかを示し、過渡安定度は短絡などの大きな外乱後に安定を保てるかを示す。← 正解
✓ 正解です。定態安定度は平常運転中の微小・緩やかな変動への安定性を示し、過渡安定度は短絡・地絡などの急激で大きな外乱後に同期を保てるかを示します。
D.定態安定度は発電機の脱調後に再同期できるかどうかを示し、過渡安定度は負荷急変時の電圧変動の大きさを示す。
✗ 誤りです。定態安定度は脱調後の再同期ではなく、微小変動下での同期維持能力を示します。

第三種電気主任技術者(電験三種) の問題一覧