電力(発電・送配電)誤り発見
電力系統の保護継電方式に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
A.過電流継電器(OCR)は、回路に流れる電流が整定値を超えたときに動作し、事故回路を遮断する。
✓ この記述は正しい。過電流継電器は最も基本的な保護継電器であり、過電流・短絡事故の検出に広く用いられる。
B.距離継電器(インピーダンスリレー)は、事故点までのインピーダンスを測定することで事故区間を判別し、高速度で保護動作を行う。
✓ この記述は正しい。距離継電器は電圧と電流からインピーダンスを演算し、事故区間を高速に判別する。
C.地絡方向継電器(DGR)は、零相電圧と零相電流の位相関係から地絡電流の方向を判別することで、地絡事故回線を選択的に遮断できる。
✓ この記述は正しい。地絡方向継電器は零相電圧・零相電流の位相比較により地絡回線を選択遮断できる。
D.差動継電器は、変圧器の過負荷状態を検出するために一次側電流と二次側電流の差分を利用する継電器で、主に配電線の過負荷保護に使用される。← 正解
✓ 正解です。この記述が誤りで、正しくは差動継電器は変圧器内部の巻線短絡など内部故障を保護するものであり、過負荷保護ではなく主に変圧器や発電機の内部事故検出に使用される。