金融関連法規応用
銀行が顧客の口座において不正送金が発生したことを発見した場合、銀行の過失がない場合でも、銀行が負担すべき責任の範囲はどうなるか。
A.銀行に過失がなければ、すべての損失を顧客に負担させることができる
✗ 誤りです。銀行に過失がない場合でも、顧客保護の観点から全額免責とならないことがあります。
B.銀行に過失がない場合でも、不正送金額の一部を負担する努力義務が生じる
✗ 誤りです。努力義務という曖昧な表現は適切ではなく、法的責任として判断されるべきです。
C.銀行が適切なセキュリティ対策を講じていた場合、損失負担義務は発生しない
✗ 誤りです。セキュリティ対策があっても、金融機関の基本的な責任が完全に免除されるわけではありません。
D.銀行の過失の有無にかかわらず、顧客保護の観点から損失の一部負担が求められる場合がある← 正解
✓ 正解です。最高裁判例により、銀行に過失がない場合でも顧客保護の観点から損失負担責任が発生することがあります。
この問題のポイント
最高裁判例により、銀行に過失がない場合でも顧客保護の観点から損失負担責任が発生することがあります。