環境測定・分析応用

大気中のSO₂濃度を溶液導電率法で測定する際、試料ガス中にNH₃が共存していた場合、測定値にはどのような影響が生じるか。

A.NH₃はSO₂と反応して硫酸アンモニウムを生成するため、見かけ上のSO₂濃度が低く測定される
✗ NH₃がSO₂と反応し硫酸アンモニウムを生成する現象はあるが、導電率法における主な干渉は吸収液の導電率上昇による正誤差として現れる。
B.NH₃は吸収液の導電率を上昇させるため、SO₂濃度が実際より高く測定される← 正解
✓ 正解です。NH₃は水に溶けてアルカリ性を示し、吸収液の導電率を直接上昇させるため、SO₂濃度が実際より高く測定される正誤差が生じる。
C.NH₃は揮発性が高いため、SO₂の吸収を促進し測定値に影響しない
✗ NH₃は水への溶解度が非常に高く、吸収液に溶け込んで導電率を変化させるため、測定値に影響を与える。
D.NH₃は中性ガスであるため、導電率法の測定値に一切影響を与えない
✗ NH₃は水溶液中でイオンを生成するアルカリ性ガスであり、導電率法では明確な正干渉を引き起こす。

この問題のポイント

NH₃は水に溶けてアルカリ性を示し、吸収液の導電率を直接上昇させるため、SO₂濃度が実際より高く測定される正誤差が生じる。