企業経営とメンタルヘルス対策応用問題
E社では、パワーハラスメントを受けたと訴える従業員Yと、加害者とされた上司Zの両者が存在する。人事部が初動対応を行う際の対応として、最も適切なものはどれか。
A.YとZを同席させて話し合いの場を設け、当事者間で解決するよう促す。
✗ 被害者と加害者を同席させることは、被害者へのさらなる精神的負担を与える可能性があり、ハラスメント対応の初動として不適切である。
B.まずYの訴えの内容を確認し、事実確認のためにYとZを別々に聴取するとともに、関係者のプライバシーに配慮しながら調査を進める。← 正解
✓ 正解です。相談者と行為者を別々に聴取し、プライバシーに配慮しながら事実確認を行うことがハラスメント対応の基本的な初動対応である。
C.ハラスメントの認定は難しいため、まずZに対して口頭で注意を行い、様子をみる。
✗ 事実確認を行う前にZへの注意を行うことは不適切であり、また様子見では被害者への対応が遅れ、二次被害のリスクもある。
D.YとZを直ちに異なる部署に配置転換し、両者を引き離すことを最優先とする。
✗ 配置転換は有効な手段の一つだが、事実確認を行わずに直ちに異動させることは不公正であり、適切な初動対応とはいえない。