商法・会社法誤り発見
株式会社の計算・配当に関する以下の記述のうち、誤っているものはどれか。
A.株式会社は、剰余金の配当を行う場合、分配可能額を超えて配当することはできない。
✓ この記述は正しい。株式会社は分配可能額を超えた剰余金配当は違法配当となり、取締役等が責任を負う(会社法461条)。
B.資本金の額は、原則として設立時または株式発行時に払い込まれた額の2分の1を下回らない額を計上しなければならない。
✓ この記述は正しい。払込金額の2分の1を超えない額は資本金に計上しないことができるが、2分の1を下回る額は計上しなければならない(会社法445条2項)。
C.準備金には資本準備金と利益準備金があり、いずれも欠損填補に充てることができる。
✓ この記述は正しい。資本準備金・利益準備金ともに欠損填補に充てることができる(会社法448条・452条)。
D.株式会社が剰余金の配当を行うためには、必ず取締役会の決議が必要であり、株主総会決議では認められない。← 正解
✓ 正解です。この記述が誤りで、正しくは剰余金の配当は原則として株主総会の決議によるが(会社法454条1項)、定款の定めにより取締役会が決定することも認められている(会社法459条)。