行政法誤り発見

行政事件訴訟法における「執行停止」に関する以下の記述のうち、誤っているものはどれか。

A.執行停止は、取消訴訟の提起があった場合において、処分の執行により生ずる重大な損害を避けるための緊急の必要があるときに認められる。
✓ この記述は正しい。執行停止は重大な損害を避けるための緊急の必要がある場合に認められる(行政事件訴訟法第25条第2項)。
B.執行停止の申立ては、本案である取消訴訟が適法に係属していることを前提とする。
✓ この記述は正しい。執行停止は本案訴訟の係属を前提とする附随的申立てであり、本案が不適法な場合は認められない。
C.執行停止は、公共の福祉に重大な影響を及ぼすおそれがあるときは、することができない。
✓ この記述は正しい。公共の福祉に重大な影響を及ぼすおそれがあるときは執行停止をすることができない(行政事件訴訟法第25条第4項)。
D.裁判所は、職権により執行停止を決定することができ、当事者の申立てを必要としない。← 正解
✓ 正解です。この記述が誤りで、正しくは執行停止は当事者の申立てによるものとされており、裁判所が職権のみで決定することはできない(行政事件訴訟法第25条第2項)。