労働衛生(有害業務以外)応用問題

事業場における健康診断で、ある労働者の収縮期血圧が160mmHg・拡張期血圧が100mmHgと測定された。この結果を受けて事業者が行うべき対応として、最も適切なものはどれか。

A.数値が基準を超えているため、直ちに就業禁止にする
✗ 直ちに就業禁止にする判断は医師が行うものであり、血圧値のみで事業者が即時就業禁止を決定することは適切ではありません。
B.健康診断結果を産業医等に提供し、就業上の措置の意見聴取を行う← 正解
✓ 正解です。異常所見が認められた場合、事業者は産業医等に結果を提供し、就業上の措置に関する意見を聴かなければなりません(労働安全衛生法第66条の4)。
C.本人への通知は任意であるため、特に対応は不要である
✗ 健康診断結果は本人に遅滞なく通知することが法律上義務付けられており、任意ではありません。
D.次回の定期健康診断まで記録のみ保管し、特別な対応は行わない
✗ 異常所見が認められた場合は次回健診まで放置せず、速やかに医師等の意見聴取や必要な措置を講じる必要があります。