不動産応用問題
住宅ローンの返済中に債務者が死亡した場合、団体信用生命保険(団信)に加入していたとき、その後のローン残債および相続税の扱いとして、最も適切なものはどれか。
A.団信によりローン残債は全額弁済されるが、弁済された債務額は被相続人の「みなし相続財産」として相続税の課税対象となる。
✗ 団信の保険金は保険会社から金融機関に直接支払われる仕組みであり、みなし相続財産として相続税が課税されるわけではありません。
B.団信によりローン残債は全額弁済されるため、相続財産からローン残債を債務控除することはできない。← 正解
✓ 正解です。団信によりローン残債は消滅するため、相続財産の計算上、債務控除の対象となるローン残債は存在しなくなります。
C.団信によりローン残債は全額弁済されるが、相続人は別途残債相当額を金融機関に支払う義務が生じる。
✗ 団信によりローン残債は消滅し、相続人が残債を支払う義務は生じません。これが団信加入の主な目的です。
D.団信の保険金はローン残債の弁済に充てられるため、相続人は改めて相続放棄の手続きをとる必要がある。
✗ ローン残債が団信により消滅した後も、相続人は通常どおり不動産等の遺産を相続でき、相続放棄を強制されることはありません。