民法誤り発見

民法上の「時効」に関する以下の記述のうち、誤っているものはどれか。

A.取得時効が完成するためには、所有の意思をもって、平穏かつ公然に他人の物を占有していることが必要である。
✓ この記述は正しい。民法162条により、取得時効には所有の意思・平穏・公然の占有が必要である。
B.消滅時効の完成猶予事由として、裁判上の請求や強制執行などが規定されている。
✓ この記述は正しい。民法147条以下に、裁判上の請求等による完成猶予・更新の規定がある。
C.時効の利益はあらかじめ放棄することができ、時効完成前に放棄する旨の合意も有効である。← 正解
✓ 正解です。この記述が誤りで、正しくは時効の利益はあらかじめ放棄することができない(民法146条)。時効完成後の放棄は有効。
D.不動産の取得時効の期間は、善意無過失の場合は10年、悪意または有過失の場合は20年とされている。
✓ この記述は正しい。民法162条により、善意無過失は10年、悪意または有過失は20年の占有が必要である。