商法・会社法比較

商法上の「商行為」と「基本的商行為」の関係に関する記述として、最も適切なものはどれか。

A.基本的商行為とは商人が営業としてする行為であり、商行為はそれより広い概念で補助的商行為も含む。
✗ 基本的商行為は、商法501条に列挙された絶対的商行為と商法502条に列挙された営業的商行為を含む概念であり、「商人が営業としてする行為」のみを指すわけではありません。また補助的商行為(附属的商行為)は別の類型です。
B.基本的商行為と商行為は同義であり、区別する実益はない。
✗ 両者は区別されます。基本的商行為は商行為の一類型であり、商行為はより広い概念です。
C.商行為には絶対的商行為・営業的商行為(基本的商行為)・附属的商行為が含まれ、基本的商行為は商行為の一類型である。← 正解
✓ 正解です。商行為は絶対的商行為(商法501条)・営業的商行為(商法502条、基本的商行為ともいう)・附属的商行為(商法504条)等を含む上位概念であり、基本的商行為はその一類型です。
D.基本的商行為は会社のみが行える行為であり、個人商人が行う行為は商行為に含まれない。
✗ 基本的商行為は個人商人でも行うことができます。会社に限定される概念ではありません。

この問題のポイント

商行為は絶対的商行為(商法501条)・営業的商行為(商法502条、基本的商行為ともいう)・附属的商行為(商法504条)等を含む上位概念であり、基本的商行為はその一類型です。