民法比較問題
民法上の「連帯債務」と「保証債務」の違いとして、最も適切なものはどれか。
A.連帯債務者は主たる債務者と同一の債務を各自独立して負うが、保証人は主たる債務者が履行しない場合に履行する補充的な債務を負う。← 正解
✓ 正解です。連帯債務者は各自独立して全額の債務を負い(民法432条)、保証人は主たる債務者が履行しない場合に補充的に履行する付従性のある債務を負います(民法446条)。
B.保証人は催告の抗弁権を持たないが、連帯債務者は債権者からの請求に対して他の債務者への催告を求めることができる。
✗ 保証人には催告の抗弁権があります(民法452条)。連帯債務者には催告の抗弁権はなく、また他の債務者への催告を求める権利もありません。
C.連帯債務は当事者間で分割された債務であるが、保証債務は主たる債務全額について責任を負う。
✗ 連帯債務は各債務者が全額について責任を負うものです(民法432条)。分割された債務という説明は分割債務の説明であり誤りです。
D.保証債務は主たる債務と別個独立した債務であり、主たる債務が無効でも保証債務は有効に存続する。
✗ 保証債務は付従性を持ち、主たる債務が無効であれば保証債務も成立しません(民法448条)。主たる債務と完全に独立しているという記述は誤りです。