産業保健スタッフとの連携応用問題
産業保健師が健康相談を通じて、従業員Eが深刻な希死念慮(死にたいという気持ち)を抱えていることを把握した。Eは「誰にも言わないでほしい」と強く要望している。この状況において産業保健師として最も適切な対応はどれか。
A.Eの意思を最大限尊重し、秘密を守って経過観察のみを続ける
✗ 希死念慮は自傷・他害のおそれがある緊急状態であり、経過観察のみでは安全を確保できず不適切です。
B.守秘義務があるため、Eの状況をいかなる場合も外部に伝えない
✗ 守秘義務は絶対ではなく、生命の危機がある場合は守秘義務の例外として必要な情報共有が認められます。
C.希死念慮は生命に関わる緊急事態と判断し、Eに説明した上で産業医や必要な関係者に情報を共有し、速やかな受診勧奨や安全確保を図る← 正解
✓ 正解です。生命に関わる緊急事態においては、守秘義務の例外として本人に説明した上で産業医等と連携し、安全確保を最優先に行動することが適切です。
D.Eが「言わないでほしい」と言っている以上、まず上司に報告して職場対応を求める
✗ 本人への説明・同意なしに上司へ直接報告することは、信頼関係を損ない適切な支援の妨げになる可能性があり不適切です。