セルフケアの実践応用問題
Gさんは仕事上の失敗をきっかけに「自分はどうせ何をやっても失敗する」と考えるようになり、新しい業務に取り組む意欲が低下している。このような認知の歪みに対してセルフケアとして最も有効なアプローチはどれか。
A.気分転換として好きな音楽を聴き、その場の感情を和らげることだけに集中する
✗ 感情への対処は一時的な緩和にはなりますが、認知の歪み自体には働きかけておらず根本的なアプローチではありません。
B.「失敗した事実」と「自分が常に失敗するという解釈」を分けて考え、客観的に状況を捉え直す← 正解
✓ 正解です。事実と解釈を分離し認知を修正するのは、認知行動療法的セルフケアの基本的かつ有効なアプローチです。
C.業務量を上司に相談してすべての仕事を他者に引き継いでもらう
✗ 業務の引き継ぎは認知の歪みへの対処ではなく、問題回避につながり自己効力感の低下を招く恐れがあります。
D.失敗した原因をできる限り詳細に書き出し、自己批判を深めることで反省を促す
✗ 自己批判を深めることは認知の歪みを強化し、抑うつや意欲低下をさらに悪化させる可能性があります。