ストレスへの対処応用問題
Dさんは仕事上のトラブルが発生したとき、「自分ではどうにもできない」と感じ、問題に向き合うことを避けてばかりいる。このような対処スタイルが継続した場合、Dさんの自己効力感(セルフ・エフィカシー)にはどのような影響が生じると考えられるか。
A.問題を避け続けることで精神的負担が減り、自己効力感が高まる
✗ 問題を回避し続けると成功体験が得られず、むしろ自己効力感は低下する方向に働きます。
B.回避によって成功体験が積めず、「自分にはできない」という感覚が強まり自己効力感が低下する← 正解
✓ 正解です。回避が続くと問題への対処に成功する体験が積まれないため、「自分にはできない」という認知が強まり自己効力感が低下します。
C.自己効力感は生まれつき決まるものであり、コーピングスタイルによって変化しない
✗ 自己効力感は経験や行動の結果によって変化するものであり、固定的なものではありません。
D.回避的コーピングは情動焦点型コーピングの一種であるため、自己効力感には影響しない
✗ 回避的コーピングは情動焦点型に分類される場合もありますが、それが自己効力感への影響を否定する根拠にはなりません。