民法・借地借家法比較問題

民法における「同時履行の抗弁権」と「留置権」の違いに関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

A.同時履行の抗弁権は物権であるが、留置権は債権である。
✗ 逆です。留置権は物権(民法295条)であり、同時履行の抗弁権は債権的な権利です。
B.留置権は物の引渡しを拒絶できる物権であり、同時履行の抗弁権は双務契約における相手方の履行があるまで自己の履行を拒絶できる債権上の権利である。← 正解
✓ 正解です。留置権は物権として広く認められ、同時履行の抗弁権は双務契約上の債権的な履行拒絶権です。
C.同時履行の抗弁権は双務契約以外でも発生するが、留置権は双務契約においてのみ発生する。
✗ 同時履行の抗弁権は双務契約から生じる権利です。留置権は双務契約に限らず物と債権の牽連関係から生じます。
D.留置権も同時履行の抗弁権も、いずれも相手方が先に履行しなければ行使できない。
✗ 留置権は相手方の先履行を要件としません。物と債権の牽連性があれば成立します。

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