管理・改善の方法応用

製造プロセスの標準偏差が増加した場合、管理図(X-Rチャート)の管理限界線(UCL・LCL)はどのように変化するか?

A.管理限界線は広がり(UCL・LCLが中心線から遠ざかる)、管理外の点は発生しにくくなる← 正解
✓ 正解です。管理限界線はX̄±3σで計算されるため、標準偏差σが増加するとUCL・LCLは中心線から遠ざかり(広がり)、一見すると管理外の点は生じにくくなります。ただし工程自体のばらつきが拡大しているため、製品品質の悪化(規格外品の増加)という実害が生じており、工程改善が必要です。
B.管理限界線は狭くなり(移動が小さくなり)、管理外の点が増加する
✗ 標準偏差の増加は管理限界線を広げます。管理限界線の計算にはσが含まれており、σが大きいほど限界線は中心線から遠ざかります。
C.管理限界線は変わらないが、工程平均が上昇する
✗ 標準偏差の増加は管理限界線の計算に直接影響します。工程平均の変化とは別の現象です。
D.管理限界線は広がり、かつ管理外の点も増加する
✗ 管理限界線が広がると、同じ工程変動でも管理外の点は発生しにくくなります。限界線の拡大と管理外点の増加は同時には起きません。

この問題のポイント

管理限界線はX̄±3σで計算されるため、標準偏差σが増加するとUCL・LCLは中心線から遠ざかり(広がり)、一見すると管理外の点は生じにくくなります。ただし工程自体のばらつきが拡大しているため、製品品質の悪化(規格外品の増加)という実害が生じており、工程改善が必要です。

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