保税制度・AEO制度比較

保税運送と難船荷物の運送(関税法第86条)の違いに関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

A.保税運送は税関長の承認を必要とするが、難船荷物の運送は税関長への届出のみで足り、承認は不要である。← 正解
✓ 正解です。保税運送は税関長の承認が必要(関税法第63条)ですが、難船荷物の運送は届出制であり承認は不要です。
B.保税運送における運送期間は税関長が指定するが、難船荷物の運送には運送期間の指定がなく、いつでも自由に運送できる。
✗ 難船荷物の運送についても税関長が運送期間を指定する場合があり、「いつでも自由」という記述は誤りです。
C.保税運送は外国貨物を対象とするが、難船荷物の運送は遭難船舶に積まれていた内国貨物のみを対象とする制度である。
✗ 難船荷物の運送の対象は遭難船舶に積まれていた外国貨物も含まれ、内国貨物のみに限定されるわけではありません。
D.保税運送に際しては担保の提供が求められる場合があるが、難船荷物の運送については担保の提供義務は一切ない。
✗ 担保の提供義務の有無は制度の内容として断定的に「一切ない」とはいえず、事実と異なる説明です。

この問題のポイント

保税運送は税関長の承認が必要(関税法第63条)ですが、難船荷物の運送は届出制であり承認は不要です。