人のマネジメント比較問題
「形式知(Explicit Knowledge)」と「暗黙知(Tacit Knowledge)」の違いとして、最も適切なものはどれか。
A.形式知は業務経験の長い熟練者だけが保有できる知識であり、暗黙知は新入社員が研修を通じて習得する体系的な学習内容を指す。
✗ 形式知は熟練者専有の知識ではなく、誰でも参照できる言語化された知識です。暗黙知も新入社員向け研修内容とは異なります。
B.形式知は文書・マニュアル・データなど言語化・記号化して伝達可能な知識であり、暗黙知は個人の経験・感覚・ノウハウのように言語化が難しい知識である。← 正解
✓ 正解です。野中郁次郎のSECIモデルに基づき、形式知は言語化・共有可能な知識、暗黙知は個人の経験・直感に根ざした知識という本質的な違いを正確に説明しています。
C.形式知はSECIモデルにおける「内面化(Internalization)」のプロセスで生まれる知識であり、暗黙知は「表出化(Externalization)」のプロセスで生まれる知識である。
✗ SECIモデルでは「内面化」は形式知→暗黙知、「表出化」は暗黙知→形式知への変換プロセスであり、説明が逆になっています。
D.形式知はチーム内で共有される組織的な知識を指し、暗黙知は個人が意図的に社外へ流出させないよう秘匿する機密情報を指す。
✗ 形式知は組織的な知識という側面もありますが、暗黙知は秘匿する機密情報ではなく、言語化困難な個人的知識を指します。