人のマネジメント応用問題
マネジャーがチームメンバー全員に同じ方法・同じ頻度で画一的な指示を出し続けた結果、経験豊富で自律的に動ける上級メンバーのパフォーマンスが著しく低下した。SL理論(状況対応リーダーシップ理論)に基づいた場合、この低下の最も根本的な原因として適切なものはどれか。
A.上級メンバーへの報酬水準が低かったため、外発的動機づけが機能しなかった。
✗ 報酬の問題はSL理論の焦点ではなく、発達段階と指示スタイルの不一致が本質的な原因である。
B.部下の発達段階に合わないリーダーシップスタイルを適用したため、自律性が阻害された。← 正解
✓ 正解です。SL理論では発達段階D4(高熟練・高意欲)の部下には委任型スタイルが適切であり、過度な指示は自律性を損ない意欲を低下させる。
C.チーム内の心理的安全性が低く、メンバーが意見を言えない環境だったため。
✗ 心理的安全性の問題はSL理論の観点とは異なり、リーダーシップスタイルの不一致が直接の原因である。
D.目標設定が不明確であり、メンバーが何を目指すべきかを理解できなかったため。
✗ 目標の不明確さも考えられるが、SL理論における問題の核心は発達段階とスタイルのミスマッチである。