契約・ライセンス実務定義問題
秘密保持契約(NDA)における「残留情報(residual information)」条項とは何か。最も適切なものを選べ。
A.契約終了後も一定期間、秘密保持義務が継続することを定めた条項
✗ 契約終了後の秘密保持義務の存続はサバイバル条項(残存条項)に関する説明であり、残留情報条項の定義とは異なります。
B.開示された秘密情報のうち、受領者の記憶に自然に残った情報については秘密保持義務の対象外とする条項← 正解
✓ 正解です。残留情報条項とは、受領者の記憶に自然に残った情報(メモ等を参照せずに記憶した情報)を秘密保持義務の対象外とする条項で、主に米国系の契約で見られます。
C.秘密情報が公知となった場合に残された部分についての保護を定めた条項
✗ 秘密情報が公知となった後の残余部分の保護規定は秘密保持の例外事由に関するものであり、残留情報条項とは別の概念です。
D.契約終了時に返還できなかった情報の取り扱いを定めた条項
✗ 契約終了時の情報の返還・廃棄については返還・廃棄条項として規定されるものであり、残留情報条項の定義とは異なります。