著作権管理実務比較問題
「著作権の譲渡」と「著作権のライセンス(利用許諾)」の違いとして、最も適切なものはどれか。
A.著作権の譲渡は権利自体が移転するが、ライセンスは許諾を受けた者が使用できる権利を設定するものであり、権利自体は著作権者に留まる。← 正解
✓ 正解です。著作権の譲渡は権利自体が受譲者へ移転するのに対し、ライセンス(利用許諾)は著作権者が権利を保持したまま、相手方に利用を認めるものです。
B.著作権の譲渡は口頭のみで有効となるが、ライセンスは必ず書面によらなければ効力が生じない。
✗ 著作権の譲渡もライセンスも、法律上は必ずしも書面が要件ではありませんが、著作権の譲渡は対抗要件として登録が利用されます。
C.著作権の譲渡後は著作者人格権も自動的に移転するが、ライセンスでは著作者人格権は移転しない。
✗ 著作者人格権は一身専属権であり、著作権を譲渡しても著作者人格権は著作者本人に留まり、自動的に移転することはありません。
D.ライセンスには専用実施権と通常実施権の区別があるが、著作権の譲渡にはその区別は存在しない。
✗ 専用実施権・通常実施権は特許権等の工業所有権の概念です。著作権のライセンスは独占的・非独占的利用許諾と呼ばれます。
「著作権管理実務」の他の問題
映像制作会社Aが従業員Bに命じて制作会社の業務として映像作品を制作させた場合、著作権の帰属はどうなるか。なお、契約等で別…小説家Xが著作権を出版社Yに譲渡した後、Xが死亡した。その後、出版社YがXの小説の内容を大幅に改変して出版しようとした場…フリーカメラマンAが撮影した写真を、雑誌社Bが無断でウェブサイトに掲載した。Aがこの侵害を発見したのは掲載から3年後であ…音楽プロデューサーAが作詞家B・作曲家Cと共同でミュージカルの楽曲を創作した。後日、Aが単独でこの楽曲を第三者Dに許諾し…企業Aが社内研修のために市販の書籍20冊を購入し、内容の要点をまとめた資料を100部複製して全従業員に配布した。この場合…ゲーム会社AがキャラクターデザインをフリーランスデザイナーBに外注し、Bが制作したキャラクターデザインの著作権についての…