組織的なメンタルヘルス施策比較問題

「メンタルヘルス指針に基づく事業者が行うケア」と「労働者自身が行うセルフケア」を比較した場合、それぞれの責任・役割の違いとして最も適切なものはどれか。

A.事業者によるケアは労働者が自発的に申し出た場合にのみ実施される受動的な仕組みであり、セルフケアは事業者の指示に従い労働者が行うものである。
✗ 事業者によるケアは労働者の申し出がなくても能動的に実施すべきものであり、この記述は誤りです。
B.事業者によるケアは職場環境の整備・体制構築など組織的・環境的な責任を担い、セルフケアは労働者が自己のストレスに気づき対処する主体的な取り組みである。← 正解
✓ 正解です。事業者は職場環境整備・体制構築の組織的責任を担い、労働者は自己のストレスへの気づきと対処というセルフケアを主体的に行います。
C.セルフケアは事業者の義務に含まれ、セルフケア教育の実施を怠った場合には事業者に法的責任が直接生じる。
✗ セルフケアの教育支援は事業者の努力義務的側面もありますが、セルフケア不実施による直接の法的責任は過度な表現です。
D.事業者によるケアとセルフケアは代替関係にあり、どちらか一方を充実させれば他方は不要とされる。
✗ 事業者によるケアとセルフケアは相互補完的な関係であり、一方で他方を代替できるものではありません。

メンタルヘルス・マネジメント検定Ⅰ種(マスターコース) の問題一覧