ストレス関連疾患・法的側面定義問題

「二次的外傷性ストレス(Secondary Traumatic Stress:STS)」の定義として、最も適切なものはどれか。

A.初回のトラウマ体験後に職場復帰したが、業務上の類似場面に接触することで再びPTSD症状が再燃する現象
✗ これはPTSD症状の再燃・再体験の説明であり、支援者側に生じる二次的外傷性ストレスの定義とは異なる。
B.トラウマを抱えた人々を援助・支援する者が、その支援活動を通じて間接的に外傷的ストレスにさらされ、PTSD類似の症状を呈する現象← 正解
✓ 正解です。STSは支援者がクライエントのトラウマ体験に間接的にさらされることでPTSD類似症状を呈する現象を指す。
C.被災者や事故被害者が、二次的な生活困窮や社会的孤立によって受ける精神的ダメージの総称
✗ 被災者本人の二次的困窮による精神的ダメージの説明であり、支援者に生じるSTSの定義とは異なる。
D.職場でのハラスメントや人間関係上のトラブルが反復・継続することで、心理的負荷が蓄積していく慢性的なストレス過程
✗ ハラスメントの反復による慢性的ストレス蓄積は複雑性トラウマや職業性ストレスの説明であり、STSの定義とは異なる。

メンタルヘルス・マネジメント検定Ⅰ種(マスターコース) の問題一覧