組織的なメンタルヘルス施策応用問題

ある職場でメンタルヘルス不調者が短期間に複数名発生した。原因調査の結果、特定の部署において長時間労働と上司による高圧的な指導が常態化していることが判明した。この場合、メンタルヘルス指針に基づく組織的対応として最も適切なものはどれか。

A.不調者個人に対するカウンセリングを手配し、当該部署の業務は従来通り継続する。
✗ 個人へのカウンセリングは二次予防として重要ですが、職場環境という根本原因を放置したままでは不調者の発生は続きます。
B.当該部署の職場環境を改善するため、労働時間管理の徹底と管理職の指導方法の見直しを含む職場環境改善に取り組む。← 正解
✓ 正解です。複数名の不調者発生の背景に職場環境要因がある場合、労働時間管理の徹底や管理職指導方法の是正を含む職場環境改善が組織として最優先すべき対応です。
C.当該上司を異動させることで問題を解消し、新たな管理職を配置して業務継続を優先する。
✗ 上司の異動は一時的対処にすぎず、長時間労働の構造や職場環境の根本的な問題が残る場合は再発リスクが高いままです。
D.ストレスチェックの集団分析結果を全社に公表し、当該部署の従業員が自ら改善策を提案する機会を設ける。
✗ 集団分析結果の活用は重要ですが、既に不調者が複数発生している緊急性の高い状況では、まず職場環境の実態改善が優先されます。

メンタルヘルス・マネジメント検定Ⅰ種(マスターコース) の問題一覧