民法・権利関係応用問題

AがBの所有する土地上に無断で建物を建築した場合、その後土地所有者であるBが建物の収去を請求しました。この場合、Aが建物購入代金の決済を完了していても、Aはどのような立場に置かれるか。

A.Aは土地所有権の侵害について不法行為責任を負い、建物は必ず収去されねばならない← 正解
✓ 正解です。他人の土地への無断建築は土地所有権を侵害し、Aは不法行為責任を負います。建物購入代金の支払い状況は影響せず、Bの収去請求は正当です(民法206条等)。
B.Aが土地購入のための交渉を行っていれば、建物の収去請求は制限される
✗ 交渉状況は法的には関係なく、Bの収去請求権は制限されません。
C.AはBに対して土地を買い取るよう請求でき、Bの収去請求を拒否できる
✗ AはBに土地買取請求権を持たず、勝手に建物を建てた場合は買収請求権を行使できません。
D.Aは土地の時効取得を主張することで、建物所有権を守ることができる場合がある
✗ 土地の時効取得には所有の意思が必要であり、明白な違法行為としての無断建築は時効成立が困難です。

宅地建物取引士(宅建) の問題一覧