国際取引法務比較問題

信用状(L/C)取引における荷為替信用状と保証信用状(スタンドバイL/C)の違いに関する記述として、最も適切なものはどれか。

A.荷為替信用状は貿易代金の決済を主目的とし、船荷証券等の船積書類の呈示が求められるが、保証信用状は債務不履行等のデフォルト時に支払われる保証手段として機能する。← 正解
✓ 正解です。荷為替信用状は貿易決済に用いられ書類の呈示が必要であり、保証信用状はデフォルト時の支払保証として機能します。
B.荷為替信用状は開設銀行が支払義務を負わないが、保証信用状は開設銀行が必ず支払義務を負う。
✗ 荷為替信用状も開設銀行(発行銀行)が書類と引換えに支払義務を負うものであり、支払義務がないとする記述は誤りです。
C.保証信用状は輸出入取引にのみ使用できるが、荷為替信用状はあらゆる取引に使用できる。
✗ 保証信用状は貿易に限らず工事請負や融資保証など幅広い取引で使用され、輸出入のみに限定されません。
D.荷為替信用状も保証信用状も、受益者が代金を受領するには必ず現物の引渡しが必要である。
✗ 保証信用状は現物引渡しではなくデフォルトを証明する書類等の呈示により支払われるため、現物引渡しが必須とする記述は誤りです。

ビジネス実務法務検定2級 の問題一覧