契約・ライセンス実務誤り発見
秘密保持契約(NDA)に関する以下の記述のうち、誤っているものはどれか。
A.秘密保持契約において、公知の情報や受領前から保有していた情報は、秘密情報の対象から除外することが一般的である。
✓ この記述は正しい。公知情報や事前保有情報の除外規定はNDAの標準的条項として設けられる。
B.一方的NDAとは、一方当事者のみが秘密情報を開示し、他方当事者が受領・保護する形式の契約をいう。
✓ この記述は正しい。一方的NDA(片務的NDA)は情報を受け取る側のみに秘密保持義務を課す形式である。
C.秘密保持契約の有効期間が終了すれば、契約期間中に開示された秘密情報についての保持義務も自動的に消滅する。← 正解
✓ 正解です。この記述が誤りで、正しくは秘密保持義務の存続期間は契約の有効期間とは別に定めるのが通常であり、契約終了後も一定期間保持義務が継続する条項が設けられることが多い。
D.秘密保持契約に違反した場合の損害賠償請求は、不正競争防止法上の営業秘密侵害とは別に、契約違反として請求できる。
✓ この記述は正しい。NDA違反は債務不履行責任として契約法上の損害賠償請求が可能であり、不正競争防止法との選択・併用が可能である。