契約・ライセンス実務誤り発見
商標権のライセンス契約に関する以下の記述のうち、誤っているものはどれか。
A.商標権の通常使用権は、登録することにより第三者に対抗することができる。
✓ この記述は正しい。商標法31条4項により、通常使用権は登録によって第三者対抗力が生じる。
B.商標権者は、専用使用権を設定した場合でも、自らが登録商標を使用することができる旨を契約で定めることができる。
✓ この記述は正しい。専用使用権の設定は商標権者自身の使用を当然に排除するものではなく、契約で留保可能である。
C.商標の使用許諾においては、商品やサービスの品質管理を行う義務が商標権者に課されており、品質管理を怠った場合でも商標権の取消審判の対象にはならない。← 正解
✓ 正解です。この記述が誤りで、正しくは商標権者が品質管理を行わず、商標が品質保証機能を失うような使用許諾をした場合、商標法53条により商標登録の取消審判の対象となり得る。
D.専用使用権者は、設定行為で許諾された範囲内において、登録商標を独占的に使用する権利を有する。
✓ この記述は正しい。商標法30条1項により、専用使用権者は設定行為の範囲内で独占的使用権を持つ。