ストレス関連疾患・法的側面定義問題
「心身症」の定義として、最も適切なものはどれか。
A.身体症状や身体疾患が存在し、その発症・経過に心理社会的因子が密接に関与しているが、神経症やうつ病などの精神障害に伴う身体症状は除外される病態← 正解
✓ 正解です。心身症とは、身体疾患の発症・経過に心理社会的因子が密接に関与する病態で、精神障害に伴う身体症状は含まれない。
B.精神的ストレスが直接的な原因となり、身体的症状を伴わずに精神症状のみが持続する病態
✗ 心身症は身体症状・身体疾患の存在が前提であり、身体症状を伴わない病態の定義としては誤り。
C.器質的な身体疾患は認められないが、慢性的な疼痛や倦怠感などの身体症状が持続する病態で、精神疾患とは分類されない
✗ 器質的疾患がない身体症状の持続は身体表現性障害等の概念に近く、心身症の定義とは異なる。
D.職場における長時間労働や人間関係上のストレスが原因で、自律神経系の失調を主体とする身体症状を呈する職業病の総称
✗ 心身症は職業病の総称ではなく、特定の職業に限定されない幅広い身体疾患を対象とした概念である。