ストレス関連疾患・法的側面比較問題

「急性ストレス反応」と「PTSD(心的外傷後ストレス障害)」の違いについて、最も適切な説明はどれか。

A.急性ストレス反応は軽微な日常ストレスによって生じるが、PTSDは自然災害・事故・暴力など生死に関わる外傷的出来事によってのみ生じる。
✗ 急性ストレス反応も外傷的出来事(トラウマ体験)を契機に発症します。日常的な軽微ストレスによるものとは区別されます。
B.急性ストレス反応は外傷的出来事直後から4週間以内に生じる一過性の反応であり、PTSDは症状が1か月以上持続する場合に診断される。← 正解
✓ 正解です。急性ストレス反応は外傷後3日〜4週間以内の反応で、PTSDは症状が1か月以上持続する場合に診断されるという期間による区分が最大の違いです。
C.急性ストレス反応は薬物療法が必須であるが、PTSDは自然回復が見込まれるため、原則として薬物療法は禁忌とされている。
✗ 急性ストレス反応では環境調整・心理的サポートが中心であり、PTSDでは薬物療法(SSRIなど)と心理療法(TF-CBTなど)が用いられます。
D.PTSDの診断はDSM-5では廃止され、急性ストレス反応に統一されたため、現在両者の診断上の区別は存在しない。
✗ DSM-5においても急性ストレス障害(ASD)とPTSDは別個の診断として維持されており、廃止・統一はされていません。

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