ストレス関連疾患・法的側面比較問題

「バーンアウト(燃え尽き症候群)」と「うつ病」の違いについて、最も適切な説明はどれか。

A.バーンアウトは強い使命感・熱意を持って業務に取り組んできた人に生じやすく、仕事関連の領域に症状が限定される傾向があるが、うつ病は仕事以外の私生活・家庭生活においても抑うつ症状が広範に現れる。← 正解
✓ 正解です。バーンアウトは熱心に働いてきた人が仕事領域を中心に消耗する点が特徴で、うつ病は私生活全般にわたる広範な抑うつ症状を呈する点で異なります。
B.バーンアウトは身体的疾患に分類されるためかかりつけ医が治療するが、うつ病は精神疾患であるため精神科・心療内科でのみ治療が可能であり、内科では対応できない。
✗ うつ病は精神科・心療内科に限らず内科でも診断・治療が行われます。また両者の医療機関を厳格に区分する根拠もありません。
C.うつ病は薬物療法によって完全に回復するため再発リスクはないが、バーンアウトは根本的な治療法がなく慢性的に悪化し続けるとされている。
✗ うつ病は再発リスクが高い疾患であり「完全回復・再発なし」は誤りです。またバーンアウトも環境調整・休養によって改善が期待できます。
D.バーンアウトはWHOのICD-11において独立した精神疾患として新たに追加分類されたが、うつ病はICD-11では廃止されF32として再分類された。
✗ ICD-11ではバーンアウトは「職業性燃え尽き」として「職業関連の現象」カテゴリに位置づけられ、疾患(disorder)とは区別されています。またうつ病はICD-11でも維持されています。

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