ストレス関連疾患・法的側面誤り発見
精神障害の労災認定における「業務起因性」の判断に関する以下の記述のうち、誤っているものはどれか。
A.厚生労働省の「心理的負荷による精神障害の認定基準」では、業務による心理的負荷の強度を「強」「中」「弱」の3段階で評価する。
✓ この記述は正しい。心理的負荷評価表において、業務による出来事の心理的負荷は「強」「中」「弱」の3段階で評価される。
B.業務外の心理的負荷や個体側要因によって発病したことが明らかな場合は、業務起因性が認められないことがある。
✓ この記述は正しい。業務外の心理的負荷や個体側要因が主因と明らかな場合は業務起因性が否定される場合があると認定基準に明記されている。
C.認定基準の対象疾病は、ICD-10(国際疾病分類第10版)第Ⅴ章「精神および行動の障害」に分類される精神障害とされている。
✓ この記述は正しい。対象疾病はICD-10第Ⅴ章に分類される精神障害であり、器質性精神障害や精神作用物質による障害は除かれる。
D.業務による強い心理的負荷があれば、発病前おおむね12か月以内の業務上の出来事にかかわらず、必ず労災認定される。← 正解
✓ 正解です。この記述が誤りで、正しくは業務による強い心理的負荷があっても、個体側要因や業務外要因が競合する場合は認定されないこともあり、「必ず」認定されるわけではない。