ストレス関連疾患・法的側面誤り発見
うつ病の症状・経過および職場復帰に関する以下の記述のうち、誤っているものはどれか。
A.うつ病の中核症状には、抑うつ気分と興味・喜びの喪失(アンヘドニア)があり、DSM-5ではこの2つのうち少なくとも1つが存在することが診断要件とされている。
✓ この記述は正しい。DSM-5では抑うつ気分または興味・喜びの喪失のどちらか一方の存在がうつ病エピソード診断の必須要件とされている。
B.職場復帰支援において、厚生労働省の「心の健康問題により休業した労働者の職場復帰支援の手引き」では、主治医の職場復帰可能の診断書が出た段階で、即座に原職復帰させることを推奨している。← 正解
✓ 正解です。この記述が誤りで、正しくは主治医の診断書が出た後も、職場での試し出勤や段階的な復帰など「5つのステップ」を踏まえた慎重な対応が手引きで推奨されており、即時原職復帰は推奨されていない。
C.うつ病の回復期には、意欲や体力が戻る前に焦燥感が高まり、再発しやすい時期であるため、復職後も段階的な負荷調整が必要とされる。
✓ この記述は正しい。回復期は焦りから無理をしやすく再発リスクが高い時期であり、段階的な復職支援と負荷調整が重要である。
D.職場復帰後のフォローアップにおいて、産業医・上司・人事労務担当者が連携し、労働者の状態を継続的に確認することが重要とされている。
✓ この記述は正しい。職場復帰後のフォローアップは産業医・上司・人事労務等の連携によって継続的に実施することが支援の手引きでも示されている。