契約法務誤り発見
代理に関する以下の記述のうち、誤っているものはどれか。
A.任意代理人は、本人の許諾を得たとき、またはやむを得ない事由があるときに限り、復代理人を選任することができる。
✓ この記述は正しい。民法104条により、任意代理人の復代理人選任は本人の許諾またはやむを得ない事由がある場合に限られる。
B.無権代理人が締結した契約は、本人が追認しない限り本人に対して効力を生じないが、本人は追認を拒絶することもできる。
✓ この記述は正しい。無権代理行為は本人の追認によって初めて有効となり(民法113条)、追認拒絶も可能である。
C.表見代理が成立した場合、相手方は本人に対して代理行為の効果を主張できるが、無権代理人に対して責任を追及することはできない。← 正解
✓ 正解です。この記述が誤りで、正しくは表見代理が成立する場合でも相手方は無権代理人に対して民法117条の責任を追及することも選択できる。
D.自己契約および双方代理は原則として禁止されており、これに違反してなされた行為は無権代理とみなされる。
✓ この記述は正しい。民法108条により、自己契約・双方代理は原則禁止され、違反行為は無権代理とみなされる。