意匠・商標の管理実務応用問題

I社はJ社に対して自社の登録商標について独占的通常使用権を設定し、登録した。その後、I社がK社にも同じ商標について通常使用権を設定しようとした場合、どのような問題が生じるか。

A.通常使用権は何社にでも重複して設定できるため、K社への設定に法律上の問題はない。
✗ 独占的通常使用権は他者への使用権設定を禁じる契約を伴うのが通常であり、無制限に重複設定はできません。
B.独占的通常使用権が設定されているため、I社はK社に対して通常使用権を設定することが、J社との契約上の義務違反となる可能性がある。← 正解
✓ 正解です。独占的通常使用権には第三者への使用権設定禁止義務が伴うことが多く、K社への設定はJ社との契約違反となる可能性があります。
C.J社の独占的通常使用権は登録していないため、K社への設定を妨げる効力は一切ない。
✗ 問題文では「登録した」とあるため、登録による第三者対抗力があり、効力がないとはいえません。
D.I社はJ社の同意なくK社への設定が可能であり、J社の独占的通常使用権は当然に消滅する。
✗ I社が独自にK社へ設定しても、J社の独占的通常使用権が自動的に消滅する規定はありません。

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