民法・民事訴訟法比較
時効の「中断(更新)」と「停止(完成猶予)」の違いに関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
A.時効の更新とは、それまで進行した時効期間の算入を一時的に止めることをいい、猶予事由が消滅すると残りの期間から再び進行する。
✗ これは時効の完成猶予(停止)の説明です。更新ではなく猶予は一時的に進行を止めるものです。
B.時効の完成猶予とは、それまで経過した時効期間をリセットし、新たに時効期間が最初から進行し始めることをいう。
✗ これは時効の更新(中断)の説明です。完成猶予ではなく更新が時効期間をリセットします。
C.時効の更新が生じると、その時点までに経過した時効期間は意味を失い、新たに時効期間が最初から進行する。← 正解
✓ 正解です。時効の更新(旧法の中断)とは、経過した時効期間がリセットされ、新たな時効期間が最初から進行し始めることをいいます(民法157条等)。
D.時効の完成猶予と時効の更新は、いずれも時効の進行を一時的に停止させるに過ぎず、その後の時効期間は残存期間から再進行する。
✗ 時効の更新は一時的停止ではなくリセットです。残存期間から再進行するのは完成猶予の効果です。
この問題のポイント
時効の更新(旧法の中断)とは、経過した時効期間がリセットされ、新たな時効期間が最初から進行し始めることをいいます(民法157条等)。