リスクマネジメント・コンプライアンス誤り発見

反社会的勢力への対応とコンプライアンスに関する以下の記述のうち、誤っているものはどれか。

A.企業が反社会的勢力と関係を遮断するため、取引契約書に暴力団排除条項を設けることは、コンプライアンス上有効な取組みとして推奨されている。
✓ この記述は正しい。暴力団排除条項の契約書への導入は、各都道府県の暴力団排除条例でも推奨されており、反社会的勢力との関係遮断のための有効な手段である。
B.反社会的勢力から不当要求を受けた場合、企業は毅然とした対応をとり、不当な要求には応じないことが基本原則とされている。
✓ この記述は正しい。政府指針(「企業が反社会的勢力による被害を防止するための指針」)においても、反社会的勢力への対応は毅然とした姿勢で臨むことが基本原則とされている。
C.反社会的勢力への利益供与は、たとえ企業側が被害者的立場であっても、刑事上・民事上の問題が生じる可能性があるため、慎重な対応が求められる。
✓ この記述は正しい。反社会的勢力への利益供与は、企業側が脅迫等の被害者的立場であっても、不正競争や利益供与として民事・刑事上の問題が生じる可能性がある。
D.取引先が後から反社会的勢力であることが判明した場合、既に締結した契約は有効に成立しているため、暴力団排除条項を理由に契約を解除することはできない。← 正解
✓ 正解です。この記述が誤りで、正しくは契約書に暴力団排除条項が盛り込まれている場合、後から相手方が反社会的勢力と判明した際には当該条項に基づき契約を解除することが可能である。

ビジネス実務法務検定2級 の問題一覧