価格評定比較
宅建の価格評定において、「積算価格」と「試算価格」の概念の違いについて、正しいものはどれか。
A.積算価格は試算価格の一種であり、試算価格は原価法(積算価格)・取引事例比較法(比準価格)・収益還元法(収益価格)の3手法によって求めた価格を総称する上位概念である← 正解
✓ 正解です。不動産鑑定評価基準では、原価法によって求めた価格を「積算価格」、取引事例比較法によって求めた価格を「比準価格」、収益還元法によって求めた価格を「収益価格」と呼び、これら各手法で試みに算定した価格を総称して「試算価格」と呼びます。積算価格は試算価格という上位概念のうち原価法による価格の一種です。
B.積算価格は過去の取引事例を基に算定し、試算価格は将来の予測に基づいて算定される
✗ 積算価格・試算価格の違いは算定手法(原価法か否か)の違いであり、過去/将来という時間軸の違いではありません。
C.積算価格は不動産鑑定士が算定し、試算価格は宅地建物取引業者が算定する
✗ 試算価格も不動産鑑定士(または関連の専門家)が算定する評価額であり、宅地建物取引業者が算定するものではありません。
D.積算価格は相続税評価に用いられ、試算価格は固定資産税評価に用いられる
✗ どちらの価格も相続税・固定資産税の計算に直接使用されるものではなく、鑑定評価の過程で算出される参考値です。
この問題のポイント
不動産鑑定評価基準では、原価法によって求めた価格を「積算価格」、取引事例比較法によって求めた価格を「比準価格」、収益還元法によって求めた価格を「収益価格」と呼び、これら各手法で試みに算定した価格を総称して「試算価格」と呼びます。積算価格は試算価格という上位概念のうち原価法による価格の一種です。
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