民法(契約・不法行為・相続)比較問題
民法における「取消し」と「無効」の違いに関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
A.無効は当初から効力が生じないが、取消しは取消権者が取り消すまでは有効な行為として扱われる。← 正解
✓ 正解です。無効は初めから効力がなく、取消しうる行為は取消しまでは有効として扱われます(民法121条)。
B.取消しは誰でも主張できるが、無効は特定の者のみが主張できる。
✗ 逆です。無効は誰でも主張できますが、取消しは制限行為能力者・詐欺・強迫被害者など特定の取消権者のみ主張できます。
C.無効な行為は追認によって有効にすることができるが、取消しうる行為は追認できない。
✗ 逆です。取消しうる行為は追認によって確定的に有効となりますが、無効な行為は原則として追認によっても有効となりません。
D.取消しの効果は将来に向かってのみ生じるが、無効の効果は遡及して生じる。
✗ 誤りです。取消しの効果も遡及して生じます(民法121条)。将来効のみであるという記述は正しくありません。
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