民法(契約・不法行為・相続)比較問題

民法における「単純承認」と「限定承認」と「相続放棄」の比較に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

A.限定承認は相続人全員が共同して行わなければならないが、相続放棄は各相続人が単独で行うことができる。
✓ この記述は正しい。限定承認は相続人全員の共同申述が必要(民法923条)ですが、相続放棄は各人が単独で行えます(民法938条)。
B.相続放棄をした者は、その相続に関して初めから相続人でなかったものとみなされる。
✓ この記述は正しい。相続放棄をした者はその相続に関し初めから相続人でなかったとみなされます(民法939条)。
C.限定承認および相続放棄は、いずれも自己のために相続の開始があったことを知った時から3か月以内に家庭裁判所に申述しなければならない。
✓ この記述は正しい。限定承認も相続放棄も、自己のために相続の開始を知った時から3か月以内に家庭裁判所に申述します(民法915条)。
D.相続人が相続財産を処分した場合は限定承認をしたものとみなされ、相続放棄をすることはできなくなる。← 正解
✓ 正解です。この記述が誤りで、正しくは相続財産を処分した場合は「単純承認」をしたものとみなされます(民法921条1号)。

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