民法(契約・不法行為・相続)比較問題
民法における「連帯債務」と「保証債務」の違いに関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
A.連帯債務者は複数の者が同一の債務について各自全額の履行義務を負うが、保証人は主たる債務者が履行しない場合に履行義務を負う。
✓ この記述は正しい。連帯債務は各自が全額の義務を負い、保証債務は主債務者の不履行を前提とする補充的性質を持ちます。
B.保証債務には補充性があるため、保証人は債権者から請求された場合に催告の抗弁権を行使できるが、連帯債務者にはこの抗弁権はない。
✓ この記述は正しい。保証人には催告の抗弁権(民法452条)があり、連帯債務者にはこのような抗弁権はありません。
C.連帯債務者の一人について生じた事由は原則として他の連帯債務者に効力が及ばないが、保証債務では主たる債務者について生じた事由は保証人に効力が及ぶ。
✓ この記述は正しい。連帯債務では相対的効力が原則で(民法441条)、保証では主債務者への事由は保証人に効力が及びます。
D.連帯保証人は通常の保証人と同様に催告の抗弁権および検索の抗弁権を有する。← 正解
✓ 正解です。この記述が誤りで、正しくは連帯保証人には催告の抗弁権も検索の抗弁権もなく(民法454条)、通常の保証人とは異なります。
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